お疲れ様です 竹島です。
最近「平常心」を保ち続けることの難しさを感じています。
以前、宮本武蔵が書いた『五輪書』を読んで印象的だったのが「兵法の道において、心の持ちようは、常の心に
かわることなかれ」という一文。
これは、戦いの場においても平常な心、平静な心を保つことが大切であるということだそうですが、実際やろうとすると、とても大変です。
めまぐるしく状況が変化していくと、どうしても緊張と焦りで心が張りつめて柔軟性を失いがちになってしまいます。
まして刀などの武器が振るわれて、まさしく命がけで争っている中で平静を保てる精神状態など僕には計り知れません。
今でこそ命をやり取りするような状態になることは普通は見られませんが、平常心、平静心というものは、いつの時代においても大切なことだと思います。
日々の生活、仕事でも冷静さを欠いて思わぬ失敗をした姿が日常的に起こっているように思われます。
何か一点に心を囚われて、平常心を失い、前が見えなくなってしまわないように、少し深呼吸してから物事に取り組んでいこうと思います。
平常心・平静心について取り上げるとは、なかなかやりますねえ。
移り行く時代もめまぐるしく、外部環境の変化にも焦らず対応したいものですね。
今の時代、宮本武蔵の生きた時代のように刀が振り回されることはありませんが、
わたしたちの仕事である建物づくりというのは、
春夏秋冬、四季折々の天候と、また、世のため・人のためになるよう
日々、目の前の建物と真剣勝負を繰り広げています。
勝負事なので、世のため・人のためになることが勝ちに繋がるわけですが、
そのために大事なことが弱い自分とのたたかいでもあります。
困難なことに直面しても、一度深呼吸をして、焦らず、落ち着いて、
するべきことをしっかりやっていきたいものですね。
あと、事前の準備、そして、自信というものも平常心を保つためにはとても大切だと思います。
相手をよく知り、技術の鍛錬を行い、勝負に挑んでいきましょう。